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1Q84
2010.05.01 Saturday
皆さん、読みました?、、、というか、買えました? 発売当日に売り切れの本屋さん、多数でしたね。 1巻2巻が同時発売されて、そのあと3巻が出るらしい、、、、 と、いうウワサがあったのですが、 私個人としては2巻で終わりでも充分満足、でも 3巻が出たらそれはそれで嬉しいな、という感じでした。 発売当日はなんの予定も入れず、ひたすら読書に没頭。 ハヤリモノには手を出すことはない私ですが、 村上春樹の本だけは、発売当日に購入してしまいます。 世界の終わりとワンダーランド、ねじまき鳥クロニクル、 この2冊が村上氏の作品の中でベスト!だった私ですが 1Q84、今回の新作が加わってベスト3となりました。 さて、我が妹が「な〜んだ!買っていたんだ、貸してよ」ってことで読み始めた。 昨晩、この物語って空豆さんと天吾くんの話がひたすら続くの?なんて ことを話していたら、突然「ピンポ〜ン」とインターホンの音。 なんだ、なんだ、こんな時間に、、、、と思っていたら、 なんと「NHKの集金です」と集金員の人がやってきた! 1Q84の話をしたとたん、NHKの集金員の登場。 天吾くんのお父さんが来ちゃったよっ!とふたりして大笑い。 1984年と言えば昭和59年。 ロサンジェルスオリンピック。 森永グリコ事件。 インディラ・ガンディー首相暗殺。 映画「アマデウス」。 マドンナがlike a virginを歌っていたあの頃。 そんな時代が舞台の小説です。 サドゥ―小さなシヴァたち
2010.04.06 Tuesday
旅の写真を見返してみて、 「なんでもっとサドゥの写真、撮っておかなかったんだ?」と、 ちょっと後悔している私。 そんなとき、この写真集をみつけた。 サドゥの写真集、、、、こんなのがあるなんて!それも日本語。 日本に戻ってつくづく自分は異次元の世界にいたのではないか?と 思ってしまったクンブメーラだったけど、 今、こうして私の日常である日本にいても、 この地球上の何処かで、すべてを捨てて彷徨い生きている人たちが この瞬間にも存在している、、、と思うと なぜかとても嬉しくなってしまう私。 「ちいさなシヴァたち」、、、、名の知れた聖者ではない彼ら。 生産的な活動はせず、ひらすら放浪していて 日本社会から見ればただの「穀つぶし」なんだろうけど。 一見役に立たなそうな人ほど、実は人々の役に立っていて、 更には地球を救っているのではないか????と最近感じる私。 写真集のなかのサドゥたち、良い眼をしてます、しびれます。 クンブメーラの写真も美しいです。 ヴェニスに死す
2009.10.29 Thursday
「ヴェネチア(ベニス)行く?でも雨降ったら観光しずらいよね、止めよっか、、、」 、、、と、スルーしてしまった観光地・ヴェネチア。 何が雨だよ、、、もったいないことしたよな、、、、そんなことを思い出した映画 「ベニスに死す」 あまりにも有名な映画だけど見たことがなかった。 原作本はまだ読んでいなくて、とりあえず映画から見てみた。 評判通りにビヨルン・アンドレセンの美しさに息を呑む。 ![]() 監督・ビスコンティは同性愛者という話を聞いたことがあるんだけど やっぱり「見る眼」は確かなのかも。 これだけの美しさ、オトコにしておくのはもったいない、、、と思う反面、 オトコにしてこの美しさだからこそ、息を呑むのかもしれない。 美というものは、ここまで来ると「神様が意思を持って与えた才能」なのかも。 もちろん、その美を維持していくのは、本人の努力なのかも知れないけど。 主人公アッシェンバッハ教授がその美しさを目の当たりにした心の動揺、葛藤が 痛いほどそして、悲しく伝わってくる。 その痛みと心の揺れは狂気のごとくアッシェンバッハ教授を追い詰めるわけだけど。 一歩違う見方をするとヤオイもの(同性愛映画)にもなりかねないけど、 これだけ美しい人間が目の前に現れたら男も女もないわよっ! と、私は個人的に思う。 いや、本当にびっくりした。圧倒的な美しさ。 秋の夜長の、映画
2009.09.21 Monday
映画は好きだけど、ビデオやDVDを購入することはまずない私。
それでも「手元に置いて、好きなときに、また見たい!」と 購入したDVDが3つだけ、ある。 「これ、おすすめ!」と人には紹介しずらい、私個人がすっかりはまった映画。 もし、TSUTAYAでどうしても借りたいものがなかったときの参考に。 「で、どこがお勧めだったの??」というクレームはナシでお願いします。 ◆地獄の黙示録◆ マーロン・ブランド、ちっとも興味がない俳優だったけど、 みんなが絶賛するだけあるよな、、、と納得。 戦争の映画だし、長い映画だし、よっぽど時間のあるとき用の映画。 恐らく、戦争の狂気を描いた映画(なんだろうけど)頭を空っぽにして ボーーーーーとして見ていると、私の中のとてもコアな部分を揺さぶる映画。 何を揺さぶられているのか??いまだにわからないのだけど、 とにかく揺さぶる。大地が揺れるように。 ◆カッコーの巣の上で◆ ジャック・ニコルソン、若いぞ! 決して美男子俳優ではないけれど、だらしなく半開きした口元と あの上目遣いが、とってもセクシー、、、と思えてきてしまうから不思議。 精神病院が舞台の映画なんだけど、ジャックの自由奔放さに思わず 「もっとやっちまえ!」と喝采をおくってしまいそうになる。 原作本もいいですよ。 昔の本なので、発行の日付が古いほど今では考えられないほどの 放送禁止用語というか差別用語が出てきます。(私は初版本を読んだ) キ○ガイ、とかクロ○ボ、とかね。当時はこれが普通だったのか、、、、 ありえない、21世紀の今では。 ◆インド夜想曲◆ 以前、インド関係で一番好きな本!とブログで書いたけど、 映画もものすごくいい。こんな幻想的なストーリーを映像化できるのか?と 疑問だったけど、文句なし!って感じ。 原作を読んでいて、その結末が「えっ?どういうこと?」とあまり理解できなかったけど、 映像化されたことで理解できた。理解できた瞬間、 自分にも起こりえるのではないか?と背筋が冷たくなった。 インドを旅したことのある人ならわかる、あの喧騒がばっちり映像化されてます。 映画のCMなんかで、観客が涙を流し、「すごく、感動しましたっ!」って 感想をカメラの前で述べているのをよく見かけるけど、 なぜ、その程度の映画でお前は泣けるのか??といつも疑問だった。 売れない俳優のタマゴが「やらせ」でやっているのでは?と。 感性の違い、価値観の違い、それなのかなぁ、、、、 確かに「地獄の黙示録」がとっても心に刺さる映画だよ!と私が言ったところで 「なにがだよっ!」って人は思うかもしれない、、、、 でもある人が言った。 「過去の不滅の名作を見たことのない人間があの程度の映画で感動できる」と。 あ、名回答だ。 古いものがすべて「良いもの」という訳ではない。昔だってクソみたいな映画はたくさんあったはず。 でも時間という洗礼を受けて生き残っている「作品」はやっぱり素晴らしい。 ちなみに私が映画を見て初めて泣いたのは高校生のころ。 C・チャップリンの「ライムライト」と「街の灯」だった。もう号泣。 悲しくも美しい愛の物語でした。 ヒンドゥー聖地思索の旅
2009.08.12 Wednesday
漠然と「いつか、行ってみたいな、ウッタラカンドの巡礼」と思っていた私が偶然見つけた本。 しかし、厳しい巡礼の旅だよな、、、、ちょっと私、無理かも、、、、 と、思いながらも心の中ではすでにブックマークをつけてしまいました、 この本を読んで。 カイラス巡礼についても書かれていて、ヒマラヤ聖地好きにはたまらない本。 気軽に行けちゃう聖地もいいけど、情熱と根性がないとたどり着けない聖地というのも 存在するべきだよな、、、と思わせてくれる本です。 著者の方は長くバラナシに住まれていたそうで、 バラナシの聖地巡礼についても詳細に書かれています。 バラナシは気軽に行けちゃう聖地。なので外国人旅行者もいっぱいいるし、 外国人向けのレストランやお店なんかもいっぱいある。 ガンガーでボートを漕いで、チャイを飲み、ボ〜〜〜〜としていると1日が終わってしまう。 多分、ベンガリートラとガンガーガート以外は何処にも行かないで滞在が終わってしまう、、、 そんな旅行者も多いはず。 インド人巡礼者に遭遇すると、何かしら順序があってお遍路さんのように この黄金の街・バラナシ巡礼をしているんだな、、、ってことはうすうすわかっていたけれど。 あ、やっぱりあるんだ、パンチャクローシー巡礼路というものが。 この巡礼路が結界の役目をも果たしていて、108つの巡礼地についても詳細に書かれています。 北インドの巡礼に興味がある方 これからバラナシに行かれる方、行ったことのある方、 お勧めです。 あるヨギの自叙伝
2009.01.27 Tuesday
「ヨギってなんなのよ?」と疑問を持つ人も多いと思う。 この本を読んでみるとなるほどね、ヨギってこういう人のことでインドにはこんな人がいるんだ、、、 ってことを理解できると思う―――相当読み応えのある本だけど。 パラマハンサ・ヨガナンダが過去を振り返り、 生い立ちから師との出会い、アメリカへと渡る過程が記されている他に 当時のインドで、彼が出会った聖者たちのことが一章づつ書かれている。 そして、ヨーロッパ・アメリカの聖者についても。 「へぇ〜、こんな人がいるんだ、、、」と驚くかもしれない。 ちなみに「至福の聖者」に登場するマスター・マハサヤは 「ラーマクリシュナの福音」の著者Mことマヘンドラナート・グプタのこと。 「ラーマクリシュナの福音」を書いた当時、Mは高等学校の校長だったのだけど、 時が過ぎて、すっかりと老人となったその時代に、 パラマハンサ・ヨガナンダは――まだ出家をしていない若者だったのだけど―― カルカッタでMと出会っているのですね。 「至福に浸る聖女」の章ではアーナンダモイ・マーが登場する。 恐らく、私が調べた限りでは日本語訳で彼女とのやり取りが記されているのは この本のこの章だけではないかな? そして、、、この本の最後にパラマハンサ・ヨガナンダがマハサマディに入る直前の写真が載っている。 実は私、パラマハンサヨガナンダ本人にはさほど興味はなかったのだけど この写真――正確に言うと、この写真の、彼の眼を見たときにある種の衝撃を受けた。 マハサマディに入る人はこういう眼をしているのか。 全ての存在を見据える瞳。そして引き込まれそうになる瞳。 そんな驚きともに受けた衝撃というのは、 この眼と同じ眼を持った人を、私は知っているということ。 ちっとも世に名をはせている人ではない。 ごく普通の、私と変わらぬ一般市民。 でも、瞳の奥に宿る光はまったく同じものだった。 本屋で立ち読みをしていて足がすくんだ。 そして、この本を買ってしまったわけです。 どの宗教でも世界中に「聖者」と呼ばれる人がいる。 本人が望んだかどうかは別として、世界の表に出て名を知られている人。 神と繋がり、教えを説き、たまに奇跡を起こしてしまうような人。 自叙伝を書いたり、その人の一生を記した本があったり。 そういう人は歴史上でも今現在でも存在している訳なんだけれど なかには、神と繋がりながらも、その教えを 人に伝えず、組織を作らず、弟子を取らず、自分の内側で全てを完結し 一般市民と同じ生活をしている「聖者」もいるのではないかな? 、、、、という気がしてきた。 誰にも語らず、ましてやブログなんかも立ち上げずに、人前で奇跡を起こさず 一市民として、一生を終える偉大な魂。 「有名」になるだけが「偉大な人物」ではないのかも。 パラマハンサ・ヨガナンダの瞳と知人の瞳がまったく同じ光を宿している。 この衝撃は、私の中の固定観念を叩き壊してくれたような気がする。 おすすめの本「シャーマンの教え」
2008.10.25 Saturday
久々に読み返してみて、やっぱりおもしろいなぁ、、と思った本。 空港の本屋で、長時間フライトのため読み応えのある本を探していて手に取った。 カバーイラストのやまもとちかひと さんの絵が好きで選んだ、、、という、単純な動機。 でも、読んでみてすっかりはまった本。 えーと、ネイティブ・アメリカの、精神がどーだこーだとという説教臭い物語ではありません。 時は西部開拓時代のアメリカ。ヨーロッパから開拓地を求めてやってきた 医師とその息子2代に渡る物語。 この一族は医師としての血統、そして「ある力」を持っている、、、、 しっかりと時代背景を調べて書いている、 当時のアメリカの様子がしっかりと描かれています。 ああ、この時代、こんな風に人々は生きていたんだ、、、、と。 サブタイトル「医師千年物語」とあるように、この本は3部作のうちの2部作目。 でも2部作だけ読んでも話についていけないってこと、ないです。 でもでも途中から読んだら絶対その前後が読みたくなってしまいます。 ペルシアの彼方へ〈上〉―千年医師物語1 (角川文庫) ペルシアの彼方へ〈下〉―千年医師物語1 (角川文庫) これが一部作 11世紀のイギリス。これから始まる医師としての、そして「ある力」を受け継ぐ 一族の物語の始まりです。 この後に「シャーマンの教え(上)(下)」が来ます。 未来への扉―千年医師物語〈3〉 (角川文庫) そして三部作目。これが私たちが生きている現代の話。 う〜ん、なんとも壮大な物語。 個人的には映画化されたら、ものすごく良い作品になりそう、、、と思う。 ま、スケールが大きすぎちゃって、制作コストが掛かりすぎで無理だろうけど。 秋の夜長、読み応えのある本を探している方は是非この5冊を。 おすすめの本「聖者たちの国へ」
2008.10.10 Friday
込み入った本を読んでいてちょっと疲れた、、、、今年に入ってそんな風に ちょっと疲れて、本屋に行って気分転換に買った本が、ことごとく「ハズレ」な私。 お金をドブに捨てるってこのことだよな、、、、そんな本ばかりだったけど、 この「聖者たちの国へ」は久々のヒット。 インドといえばヒンドゥ、バングラデッシュといえばイスラム、、、、と 括られがちですが、この本はベンガル地方にスポットを当てた宗教・文化つての本。 ベンガル地方とは現在のインド・カルカッタあたりからバングラデッシュ。 昔はインドとパキスタンはひとつ国。 独立後、西パキスタン(現・パキスタン)、インド、東パキスタン(バングラデッシュ)になったわけだけど、 東パキスタンが独立。バングラデッシュ建国となりました。 今のスピリチュアル・ブームについても 現代のスピリチュアル・カウンセラーや夢占い師が語る前世の物語は ヨーロッパ貴族や聖職者などがしばし登場する。 これを好意的に解釈すれば 誰もがイメージできる歴史上の人物をとおして伝える方便になっている、、、 なるほど、確かに。 私も以前からとても不思議に思っていたのは 天使ブーム・天使と繋がっていると公言する人の中に イスラムの天使と繋がっています、、、という人がいないこと。 どうしてキリスト教の天使としか人は繋がらないのだろう???? 人は繋がりたいものと、繋がる。イメージしやすいものと繋がる、、、これかも。 イスラム教は偶像崇拝を禁止しているし、イスラムの天使はビジュアル的に イメージできないのかもしれない。 60年代にはアメリカでたくさんのヒッピーがヒンドゥの神様と 繋がったようだけど、あの人たちは今、なにと繋がっているんだろう? シャーリーマックレーンでブームが来たようにハイヤーセルフと繋がることにしたのだろうか? 天使やイルカに鞍替えしてしまったのか? 現代のスピリチュアル・ブームをチクリと一刺ししながらも 昔ながらの神に、聖者を拝むベンガルの文化・信仰が描かれている本です。 私が印象的だったのは、タゴールの神秘体験についての記述。(タゴールもベンガル人) 予想もしていなかった、それもサダル・ストリートというあの小汚いというか、 庶民的な場所で「その瞬間」がやってきたという。 サダル・ストリートで、タゴールが、、、、興味深いというか、不思議だ。 今年になって宗教関係の本をまとめて読んでいるのだけど、 多くの人が同じような体験をし、意識を開花させている。 魂を持つ存在(私たち)にとってはごく自然な体験なのだな、と思う。 ”神秘”という言葉を使ってしまうと、なにか”特別なこと”と受け取りがちだけど。 専門書と言ってしまえば専門書なんだけど、 一般人にもわかりやすく、噛み砕いて説明されているので 興味のある方はぜひ。 読書の秋
2008.09.18 Thursday
読書の秋だから、、、、と自分に言い訳(?)をして
大きな書籍の買い物をしました。。。。 ![]() 本自体も辞書のような大きさだけど、お買いものとしても高額。 インドの聖人・ラーマクリシュナの本。 ラーマクリシュナについては、ニューデリーでの出来事でちょっと記しました。 書籍売り場にいっぱい本が売っていたのだけど、英語で読むのは辛いなぁ、、、ということで 帰国して、日本語版を入手。 とても短期間で読める本ではなくて毎日少しづつしか進みません。 神の化身であるひとりの人間の本なんだけど なんだか凄すぎてとても感想を述べられない、、、という感じ。 それでも本を読んで没頭していると、そこから発している純粋なエナジーを感じます。 多分、私はこの本をこれから先もずっと手元に置いて、事あるごとにページを開き、 少しづつ、彼が語った言葉を理解していくのではないか?そんな予感がします。 この3冊、恐らく普通の本屋さんには置いてないので 日本ヴェーターンダ協会で購入することができます。会員でなくても購入可。 ちょっと興味があるけれど、この大きさの本はちょっと、、、という方は 「抜粋ラーマクリシュナの福音」が1550円だったかな?があります。 普通の本屋さんでラーマクリシュナに関する本はないのか? 調べてみたけど、中公文庫から出ているこの本しか見つけられなかった。 ![]() 91年発行の本なんだけど、絶版になっているのか5000円前後の プレミアがついてしまっています。 「ちょっと興味がある」人にはうってつけの本なんだけど、高額すぎる。 再販してくれればいいのだけど、、、、、 インドの聖人についての本なので、専門用語というか宗教用語が出てきて ちょっとわかりずらいかもしれない。 それよりインドに、宗教に興味のない人にはちっとも指針が向かないかもしれないけれど 巷に氾濫している読む側に心地よい言葉だけを羅列しているスピリチュアル本なんかより よっぽどためになる、、、、と私は思います。 まぁ、そういった本を時代は求めているのかもしれないけれど、ね。 、、、、あくまでも主観です。 旅心をくすぐる、本
2008.05.19 Monday
お薦めの「旅の本」ってある?
インド関係の本でお薦めって? などなど、よく聞かれることがあります。 そんなわけで旅心をくすぐる本のご紹介です。 あくまでも個人的にグッとくる本です、、、、、、 インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) 主人公がインドで消息を絶った友達を探しに行く、、、という物語。 幻想と現実が交差する美しい小説。 「自分が今、いったいどこに存在するのか?」のボーダーがわからなくなってくる、、、、 感覚が自分と主人公が重なる。 インドは「ネタの宝庫」のような国なので「どうだ、インド!スゴイだろう!!」的は本はいっぱいある。 (それはそれで愉しい) この小説は一切「スゴイだろう」的な描写がなく、それがかえってリアルなインドを思い出させる。 インド関係の本で私が一番好きな小説。 私のコアな部分になにかが突き刺さる物語。 映画化もされていて、そっちのほうも美しい映像だそうです。 トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) ジェラシックパークの原作者。 旅して発見したものは、外にあるものでなく自分の内側にあるなにか。 まさにインナー・トラベル。 旅の中での様々な出来事とや出会いがちょっとした引き金になって、自分自身をより知ることができる、、、、だから旅はやめられない。 芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫) 「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」 中学生のときに国語の教科書に出てきた奥の細道。 この始まりの言葉に妙な胸騒ぎがしたのを、当時覚えている。 胸騒ぎ、、、、としか表現できなかったけれど今になればわかる、 「人生とは旅するようなものである」という言葉に心が震えた私。 10年後、1年に及ぶ長旅に出るなんて、思いもしなかった。 学校は大嫌いだった私だったけど、この一文に出会えたことだけは国語の時間に感謝。 、、、弟子の曾良とはホモ関係、、、という説を聞いたことあるけど、本当かな? 転生―古代エジプトから甦った女考古学者 これは旅の本ではないけれど、ひとりの英国人女性が子どものころからエジプトに惹かれ、 人生の流れでエジプトで暮らし考古学に精通していく。 その一方、夢の中でしっかりと異次元と繋がって過去生に導かれるように今生を生き抜いた物語。 過去生に導かれて、今生はハッピーエンド、、、物質的に恵まれたという幸せ、、、、ではないけれど 自分の「居場所」が遠い異国にあってもそこに飛び込んでいった彼女の魂の真っ直ぐさに心を打たれる。オンム・サティ。 ![]() 久々に泣けた本
2008.04.08 Tuesday
![]() ブッダ最後の旅・大パリニッバーナ経 (岩波文庫) まさか経典を読んで泣けてくるとは思わなかった私。 仏陀については学校の歴史の時間でみなさん、習いましたよね? この本は、仏陀が入滅する前後の出来事が詳細に記されています。 経典なんだけど、とくに仏陀が入滅される場面は美しい小説を読んでいるよう。 弟子であるアーナンダの、師を失う悲しみが痛いほど伝わってきます。 愛する人を失う悲しさ、、、それは2000年前も現代も同じものなのだな、、、、 仏陀というと、遠い昔に悟りを開いた人、、、、そんな認識だったのだけど、 弟子や周りの人を思いやる仏陀の言葉に、彼も生身の、私たちと同じ人間だったのだな、、、 とちょっとだけ、身近に感じることができます。 この思いやる気持ち、日本人が無意識の中に持っている「他人の心を察する気持ち」なんだなぁ、、、 いや、別に日本人以外の人が思いやりを持っていないという意味ではなく 自分の気持ちを抑えてでも他人を察するのって日本人の強い傾向だと思うのです。 仏陀は今のネパール領、インドとネパールの国境近くのルンピニという場所で生まれ、 80年間の生涯をインド国内で過ごしました。 仏陀、ラーマ・クリシュナ、シルディ・サイ・ババ、マハトマ・ガンジーなどの思想家、 映画監督のサタジット・レイ、詩人のタゴール、、インドって物凄く偉大な人を輩出している不思議な国。 何が不思議?かというと、あの土地に行ってみると、 「俺が、俺が!!」と自己主張しすぎの人、 「俺が悪いんじゃない!」とプライベートにおいてもビジネスにおいても「責任を取る」ことを知らない人、 (納期は守れよ、自分でできるって言ったじゃないか) 「ごめんなさい」を言ったらそれはすなわち死を意味する、、、、と思っているんじゃないか? と思われるほど、絶対に自分の非を認めない人、 (オーダーしたものとまったく違うものが上がってきているんですけど、、) 1ルピーでも多くこいつから金をとってやろうと、商人魂バリバリの人、 (それ、水晶じゃないよ、プラスティックでしょ?そのくらい私でもわかるよ) こっちからしてみると頭にくること、疲れることいっぱいな国。 そして秩序という意味においても衛生面においてもいまいちな国。 どうしてそんな国に偉大な人が輩出されるんだろう?不思議。 その反面、ごく普通の一般市民、、、、チャイ屋のおやじだったり、リキシャ・マンだったり、、、、、 がさりげなく、会話の中でスピリチュアルなことを言ったりする。 「スピリチュアル」がごく自然に生活に生きている国にあえて 「スピリチュアル」なんて言葉や考えが必要ないんだろうな、と思わせる国。 あの国の、独特なエネルギーの渦の中に身をゆだねると 自分の中の扉が開き、扉の向こう側にある本当の自分と繋がることができる国。 この本を読み終えて、 私が何度も訪れてしまう、あの国で仏陀は悟りを開き、旅し、入滅していったのだな、と思うと、 仏陀が少しだけ私の中で身近に感じることができた。 最初から「神様」だったのではなくて、生身の人間が魂を磨き80年を生き抜いたのだな、と。 ![]() 〜仏陀生誕の地・ルンピニにて〜 なにもない、インドとネパールの国境にある集落、ルンピニ。 魂を磨くために、ひとつの命が地球上のこの地から誕生し、 その人の言葉が今もこの地球で受け継がれている、 と思うとやはり感慨深いものがありました。 ![]() The Big Issue
2007.12.06 Thursday
![]() 今回はクリスタルも旅ネタでもないお話。 雑誌類をほとんど読まない私ですが、このビッグ・イシューだけは機会があれば購入しています。 ホームレス支援のためイギリスで始まった事業で日本では4年ほど前から始まっています。 新宿や渋谷なんかの大都市の駅前でホームレスの方が販売している雑誌です。 販売員になる方はまず10冊を無料で受け取って1冊300円で売る。 10冊売って3000円。次回からは1冊140円で仕入れて160円が収入になる、、、というシステムで ホームレスの方々の自立を支援するNPO団体です。 平たく言えば「敗者復活応援事業」 この販売員の方々、どうみてもホワイトカラーな人々に見えないのですがとにかく礼儀正しい。 真夏の炎天下、真冬の厳しい街角で何時間も雑誌を売っているんだけれど 愛想の悪い販売員に当たったことがない。 「ここ、日本なの?」って思うくらい愛想の悪い店員のいる店や、 フレンドリーを通り越して無礼な接客態度の店なんかと比べると 本当に気持ちよく、、、、たった1冊の雑誌だけど、、、買い物ができる。 そんなビッグイシューの今月号の表紙はジョン&ヨーコ。 今週はジョンの命日なんですよね。 表紙の「war is over」、ちっとも争いは減ってないし、 益々増えていくこの世界で少しだけ虚しい気もしますが、 それでもwar is over。諦めず、訴え続けることが大事なのかな。 オノ・ヨーコのインタビュー記事が掲載されています。 このオノ・ヨーコさん、声がとてもいいんですよね。 歌声がとてもチャーミング。 女性も歳を取ると声が低くなる(女性ホルモンが減少するからだそうです) ものなんだけど、声が昔と全然変わらないし、なぜか歳を取るほど美しくなっている。 そして、話す日本語がとても美しい。 アナウンサーのように訓練された正しい日本語ではなくて、 その人の人格が現れるような美しい日本語を話す。 こういう品性と芸術的才能のあるところにジョンは惚れちゃったのかな?って思う。 そんな訳でオノ・ヨーコのファンの方は今月のビッグ・イシューをお忘れなく。 毎回興味深い特集を組んでいる雑誌ですので、読んだことがない方は 街角の販売員さんに声を掛けてみてくださいね。 |










